頭痛について
頭痛にはストレスなどが関係すると考えられている原因不明の頭痛と病院で十分な検査を受ければ原因が明らかになる頭痛の2つのタイプがあります。前者の頭痛を「機能性頭痛(慢性頭痛)」と言い、頭痛の8割~9割はこちらのタイプになります。この機能性頭痛のうち代表的な3つの頭痛を紹介します。
・緊張型頭痛(筋収縮性)
精神的なストレスや不自然な姿勢、疲労などが原因で起こる頭痛になります。
後頭部や側頭部、後頚部あたりの筋肉が収縮して血管を圧迫し、頭部の血液
循環が悪くなることによって圧迫感や緊張感、頭重感を伴った痛みになりま
す。枕の高さが合わなかったり、歯の噛み合わせが原因の場合もあります。
・偏頭痛(血管性頭痛)
頭の血管が拡張し周りの神経が刺激されることが原因でこの頭痛になります。
脈に合わせて「ズキン、ズキン」と痛みます。全てが片側だけに起こるわけ
ではなく、両側に出ることもあります。吐き気や嘔吐を伴ったり光や音に過
敏になったり、食欲不振や目のちらつきなどがあったりします。
・群発頭痛(血管性頭痛)
眼のすぐ後ろにある血管が拡張しとても強い痛みがあります。眼の奥をえぐ
られるような激しい痛みでじっとしていられずのたうち回るほどのものです。
アルコールが誘引になることがあり、一旦起こると1、2ヶ月の間毎日痛みます。